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2017年06月30日

完全にシステム化されたシステムバスで四苦八苦中

現在、既存のシステムバスをリフォームするという案件を抱えていますが、これがとにかく難題で四苦八苦しております。

完全にシステム化されたシステムバスで四苦八苦中
既存のシステムバスの状況

サイズは1621と、通常よく使われている1616サイズよりも大きいものの、どのメーカーにもラインナップされている規格サイズなので問題無いのですが、窓が短辺の16方向(画像左側の壁)ではなく長辺の21方向に開いているため、この面に付くべき洗い場をこの面に付けることが出来ないのです。

洗い場を浴槽と反対側の短辺に移動出来れば問題無いのですが、どのメーカーのどのラインナップも「不可」という回答。

洗い場が2段カウンターとなっているタイプがあって、これならば窓の下端に少し干渉するぐらいで納められると思ったら、窓枠はカウンターから200上でなければ不可との回答でこれもボツ。

基本、洗い場の水栓金具が干渉しない程度に窓を小さくし、洗面鏡とシャワーを短辺に移動させるしかないようです。

そんな中、水栓金具がコーナーに設置してある、「洗い場のカウンターに座る」という新しいタイプの洗い場が登場していて、これならば窓と全く干渉しないので、「行ける」と思い、早速メーカーのショウルームに実物を確かめに行きました。

完全にシステム化されたシステムバスで四苦八苦中
洗い場のカウンターに座ることが出来るシステムバス

完全にシステム化されたシステムバスで四苦八苦中
LIXIL(INAX)の静岡ショウルームに行ってきました

向かった先は、LIXIL(INAX)の静岡ショウルーム、目当ては、スパージュというラインナップ。実物展示を前に、ジックリ時間を掛けてチェックしました。

懸念されていた水栓金具の位置や仕様変更による使い勝手の良し悪しについては、それほど問題が無いと思いましたが、浴槽やパネルの質感が今一つのように感じました。(どうも安っぽく見える)

そして、致命傷が・・・。ジェットバスの水流が弱すぎるのです。今回のお客様は、今あるシステムバスにもジェットバスを組み込んでいる大のジェットバス好きですので今回も外せない機能なのですが、これだと、「追い炊きに毛が生えた程度」の水流しか発生しないので、まず間違いなくNG判定をくらってしまうでしょう。

ゴール直前でまた振り出しに戻され、今度は各メーカーのジェットバス能力を確認する作業を始めましたが、こういうスペックについては、カタログに殆ど記載されていないため、いちいち電話で確認することとなりました。

結論から言えば、INAXのジェットバスは一番水流が弱く、Panasonic、TOTOの順に強くなります。

Panasonicには洗い場カウンターに座るタイプがないため、TOTOが最有力候補として急浮上してきましたが、何と、TOTOはこの座るタイプのカウンターを選んだ場合には、大型のファミリー浴槽を選ぶことが出来ないのです。

INAXには、もっと強いジェットバスを組み込むことが可能かどうか現在確認してもらっていますが、恐らく{NG」の回答が来るのではないかと思います。

メーカーもラインナップも豊富なのに、どのメーカーも完全にシステム化され融通が利かなくなってしまっているのが、今のシステムバスです。

今週末お客様とショウルーム巡りをしますが、「仕方ないね」と妥協される方ではありませんし、こちらも妥協はしたくないので、大変な一日となりそうです。


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Posted by 茹で落花生 at 09:09│Comments(0)建築設計の話題
 
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