ワンプレート400円の激安ランチ 松本市役所地下食堂

前回記事にした松本城観光を終えたのが、午前11時過ぎ。朝早く家を出たうえ、松本城でかなり歩いたこともあり、早めにお腹が空いてきてしまいました。

松本城東側の太鼓門を出ると、目の前には松本市役所。中心街まで歩いて信州そばを食べるという予定を変更して、ここでランチを摂ることにしました。

松本城の東側にある、松本市役所
中に入ると食堂の案内看板が
市役所は、かなり年季の入った、こぢんまりとした建物。古いものを大切に丁寧に使っているという感じで、とても好感が持てました。

地下食堂に向かう階段は、正面玄関を入って左側。案内のロゴや吊り下げ方に懐かしさを感じます。

地下へ降りる階段もナカナカの風情
階段途中にある「地下室」の表記
地下への階段は、どこか秘密基地に行くような感じ。階段途中の「地下室」表記がその想いをさらに強くさせます。

地下にある売店の先が食堂
階段を下りて右側の廊下沿いが売店、食堂はその先にあります。郵便物を取り扱っているのが市役所らしい。

入ってすぐの左側が受付
入ってすぐ左側に受付、その先に配膳口、右側中央には2列のテーブル席、両側の壁際は、4人掛けのテーブル席が3つずつほど。市役所の食堂として考えると、かなりコンパクト。受付の女性もかなり年季が入った方。

弁当：300円　ミニプレート：350円　ワンプレート：400円
本日の日替わり　あんかけ焼きそば　並：400円　大盛り：450円
メニューは画像のとおり。弁当と、ミニプレート、ワンプレートの定食と、日替わりのメニュー（この日は、あんかけ焼きそば）のみ。別メニューでラーメンやうどん・そばなどがあるという記事も下調べの時には見ていたのでしたが、受付まわりを見たところでは、そのようなメニューはどうやらやっていないようです。ちなみに、金曜日の日替わりは「カレーライス」のようです。

年季は入っているものの、清潔にしてある椅子とテーブル
昔ながらの「ザ・食堂」という雰囲気
ひと気の感じられない配膳口
400円のワンプレートと、450円のあんかけ焼きそば（大盛り）を頼んで出てきた食券は、何と白い厚紙にマジックで手書きで、しかも結構使い込んでいる。受付のオバチャン、それを持ったまま奥へ。セルフの水を汲んで、席に座ってしばらくすると、配膳口から「どうぞ～」の声。早い時間でスタッフがいないようで、厨房もどうやらセルフのようである。

あんかけ焼きそば（大盛り）　450円
あんかけ焼きそばは、パリパリに揚げた麺に具材たっぷりの餡と半熟度具合が抜群の目玉焼きが乗っていて、かなりのボリューム。ただし、餡も目玉焼きも作り置きらしく、かなりぬるめ。味付けは、塩分ひかえめで、若干オイリー。この値段とこのボリュームだけで満足です。

ワンプレート　400円
さらに大満足なのが、ワンプレート。中央に、キャベツの千切り、パセリ、春巻き。それらを囲むように、チャーハン、焼きそば、漬物、麻婆豆腐、がんもどき、煮卵、皮をピンクに染めたシュウマイが並ぶ、完全なカオス状態。家で作ったら完全に原価割れ、恐るべしワンプレート。

春巻き、シュウマイは冷凍ものだし、焼きそばは少し柔らか目だけど、全体的に「ちゃんと作っている」うえにボリュームも十分。大満足なワンプレートでした。

デザインから見ると、おそらく50年は使用しているであろう椅子
食堂の雰囲気も、食べた食事も、この食堂でしか味わえない「異体験」をすることが出来ました。

12時をまわると職員が一斉に入って来て満席となるようですので、早めに食事を済ませて12時前には退席することをおすすめします。

市役所開庁時限定（平日限定）ではありますが、こんなランチの楽しみ方も、松本ならではのものでした。


「家電オヤジ」
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