換気口からニオイが侵入
「動かさない換気口は給気口になる」ことを
以前説明しましたが、隣家との配置や換気扇の位置関係によっては「お隣のニオイ」が動かさない換気口から室内に流入することがあります。
これは我が家で実際に体験したことなのですが、中間期でトイレのパイプファンをオフにしていた時に、お隣のキッチンからのニオイがトイレ内に流入して充満し、お隣の晩ごはんのメニューが良く分かることが何度もありました。
壁間で40cmほどしかない、我が家と隣家との隙間です
居室にある給気口は、なるべく条件の良い(キレイな)外気を導入しようと位置が検討されているためにこのような問題は起きにくいのですが、換気口の設置場所というのは、トイレや洗面所などの狭い空間であるうえ、隣家に近接しているなどあまり条件の良くない場所であることが多いため、このような問題が起きやすくなります。(この解決策は当たり前ですが「パイプファンを動かす」です)
きちんと薪ストーブを焚いているはずなのに、近隣から「ストーブのニオイが・・・」と言われる場合は、案外コレが原因かもしれません。
ただ、薪ストーブユーザー側から「そちらのパイプファンの使い方が・・・」ということを言い出してしまうと、さらに大きなトラブルに発展する可能性があるので、慎重に対応しなくてはいけないと思います。
薪ストーブに詳しい第三者(出来ればプロ)に、煙突の位置、風向き、建物や換気扇の位置関係をしっかり見てもらい、順番に問題点を潰していった上でその人から原因を言ってもらうと、相手方も納得してくれるのではないかと思います。
「しっかりと乾燥した薪をキチンとした方法で焚けばニオイは出ない」と思っている方もいるかとは思いますが、ニオイの粒子は1,300度の高温にならないと燃えませんから、どんなにキチンと焚いていても「ニオイが出ている」ということは認識しておいたほうが良いと思います。
もちろん、ちゃんとした焚き方をせず煙がモクモク出ている状態に比べてみれば、ニオイの出方は雲泥の差ではありますが・・・
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