第一旭特集、第4回目は、創業者時代に起きた二つ目の流れ、3人の息子たちがそれぞれ独立開業した第一旭のうち、前回紹介出来なかった「三男の第一旭」を紹介したいと思います。
③ 三男:田口隆弘氏が開業した「神戸ラーメン 第一旭」 (神戸市中央区)
1971年(昭和46年) 神戸にて「第一旭 神戸本店」を開店
1975年(昭和50年) 麵工場設立
1982年(昭和57年) 「第一旭 三宮本店」開店
1984年(昭和59年) 有限会社アサヒフーズを設立し、FC展開を始める
1984年(昭和59年) FC展開に伴い「神戸ラーメン第一旭」に改称
1985年(昭和60年) 新工場完成
1996年(平成8年) 「株式会社アサヒフーズ」に組織変更及び、工場移転
2000年(平成12年) 「神戸ラーメン第一旭 元町本店」開店
2000年(平成12年) 田口氏、共栄食研有限会社の代表取締役となる
神戸ラーメン 第一旭 三宮本店
一時期は、東京(3店ほど)を含め、幅広くフランチャイズ展開をしていたものの、現在では、直営4店舗(
神戸本店、
元町本店、
三宮本店、
三宮西店)、FC2店舗(
水道筋店、
新長田店)、合計6店舗体制となっています。
巨大なチャーシューと最初からコショウが掛かっているのが特徴
大ぶりを通り越して巨大で肉厚のチャーシュー群と、九条ネギの上にデフォルトでたっぷりと掛けられたコショウが大きな特徴のラーメンです。(実食レポは
こちら)
田口氏の経営手腕の優れていたところは、本家がフランチャイズ展開するよりも以前にフランチャイズ展開を始めたことです。(神戸1984年、本家1986年)
逆に言えば、暖簾分けした神戸が先にフランチャイズ展開を始めたもので、本家があせって急拡大を図ったことが、倒産に結びついたのかも知れません。
しかも、皮肉なことに、田口氏は、フランチャイズ運営会社倒産後の各FC店舗を救済するために作られた共栄食研有限会社の代表取締役に後日なるわけです。
創業者の息子として暖簾分けされたという表側の入口部分と、本家側が失敗したFC展開の尻拭いをシッカリ任されるという裏側の出口部分をガッチリと田口氏に押さえられてしまったわけですから、本家側(佃姉弟)は堪ったものではなかったのではないかと思います。
第一旭内のゴタゴタを「本家VS元祖の争い」なんて良く言ったりしていましたが、神戸が商標登録したものを本家側が無効であると訴えた(本家側敗訴)ように、実際は二代目(佃姉弟・本家側)VS創業家(田口親子・神戸側)という構図だったのではないかと思います。
そういう風に第一旭を見ていくと、より味わい深くラーメンを食べることが出来るのではないでしょうか。
次回は、いよいよ佃姉弟の登場です。
「家電オヤジ」
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