「奇跡の1枚」を生み出す、週末出張フォトグラファー町野健氏を支える7つの撮影テクニック

茹で落花生

2017年03月31日 08:34

なんだか、仰々しいタイトルとなってしまいました。それに見合う内容になるよう、頑張って書いてみたいと思います。

かさこ塾静岡1期(通算21期)の同期生、週末出張フォトグラファー「まっちー」こと町野健さんが、先日、「奇跡の一枚などと言わないでくださいっていう話。」 というかなり胡散臭い興味深い記事を自身のブログで書いていました。

撮られる側にとっては奇跡の1枚の写真でも、撮る側の準備や心構えはそうではない(偶然ではなく必然)という内容でしたが、私が所属する異業種交流団体でのプロフィール写真撮影会時に感じたそのポイントを「7つの撮影テクニック」として書いてみたいと思います。

一枚一枚、丁寧に撮影していく

① 一枚一枚、丁寧に写真を撮影するので、モデルも集中しやすい
カメラを構えたまま連写もしくはそれに近い形で何枚も撮影した後に、その中からベストショットを選び出すようなスタイルではなく、一枚撮影したらモデルに確認、また一枚撮影したらモデルに確認、という作業を何回も繰り返すスタイルでした。
一枚一枚を丁寧に大切に撮影している気持ちがモデルにも伝わり、「この一枚」とモデル側も集中しやすいように思いました。

撮った写真を見ながらコミュニケーションを取っていく

② 相手とのコミュニケーションの取り方がうまい
画像の確認をする際に、短く簡潔な言葉でコミュニケーションを取って、お互いのイメージ共有を図るのがとても上手だなと感じました。
特に今回は、プロフィール写真撮影会ということで、入れ代わり立ち代わり20名以上もの初対面の方々を相手にするという、十分なコミュニケーションを取るにはかなり難しいミッションだったのですが、年長者の方には敬意を払い、同年代には少しくだけて、女性には特にやさしく(あくまで業務上、です)、その人それぞれに合わせた言葉を選んでうまくコミュニケーションを取っていました。

女性には特にやさしいまっちー(あくまで業務遂行のため、です)

③ 自分の撮影位置(ポジション)を決めたら、その後には動かない
自分のポジションを決めてカメラを構えていざ撮影という時に、カメラを下ろし再度自分のポジションを修正してカメラを構える。この一連の動作はモデルからすると相当なストレスだと思うのですが、無意識にやってしまうことでもあります。
その点町野さんは、カメラを構えたら絶対に自分のポジションを移動させません。
自分の立ち位置からの画とファインダー越しの画が完全に関連付けられ一致しているからこそのテクニックだと感じました。

④ カメラを構える一連の動きに無駄が無い
ポジションを決め、カメラをスーッと構え、モデルにグーッと近づき、カメラをピタッと止めて、パシャッと撮影。この、「スーグーピタパシャ」の一連の動きが、本当にスムーズなのです。これも、簡単に身に付くテクニックではないと感じました。

無駄の無い動きと地味な服装(モデルと黒白上下反転はただの偶然です)

⑤ 服装が地味で圧迫感が無い
ピンクのボーダーセーター毛玉付きという最新トレンドを無難に着こなすまっちーですから、ギラギラチャラチャラのアクセサリーなんかもきっと似合うはずですが、そのようなものは一切着けず服装も地味目。
これも、モデルがカメラに集中しやすくするための細かな工夫だと感じました。

⑥ カメラを構えると顔が見えない
これは自分がモデルとなった時に感じたことなのですが、カメラを持つ手をうまく使って自分の顔をスッポリ隠すような構えで撮影をしていました。
これならば、余計なところに目もいかず、大きなレンズに向かって集中しやすいと思いました。カメラマンのファインダーを覗いていないほうの目は、瞑っていても、開いていても、とても気になるものです。(ミラーレスだとなおさら、です)

⑦ 圧倒的に存在感が薄い
元々細身で威圧するような存在感が無いタイプではあるのですが、体の半分が空気で出来ているのではないかと思うくらい、存在感が薄いのです。
しかも、透明人間のように見えないけれども気配が残るようなタイプではなくて、まわりの風景に完全に溶け込み一体化して気配が消えてしまうなタイプ。
このオーラの無さが、モデルがそれに引っ張られることなく、とても自然な状態でリラックスして集中して撮影に臨める秘訣なのではないかと感じました。

このオーラの無さから生まれるモデルの自然な姿を的確に捉えているからこそ、町野さんらしい写真に仕上がるのではないかと思いました。

早速、明後日、4月2日(日)東京国立で、コラボイベントの中でプロフィール写真撮影会が開催されますので、是非、チャレンジを。


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