2017年02月06日
リビング28→20、寝室24→22
タイトルの数字、一体何を表しているかと言いますと、それぞれの部屋の就寝時と起床時の室温変化を表しています。
普段、薪ストーブを焚いている時のリビングの室温は、24~25度。寝る前に少し強めに焚いて(夜の10時頃の)室温を28度まで上げると、翌朝の室温は20度を下回ることがなく、快適なスタートを切ることが出来ます。
(早起き&少し寒い中、焚き付けをしなくて済む)
しかし我が家の寝室は、リビングに隣接しているどころではなく薪ストーブの裏側にあるので、リビングの室温を上げるとそれだけ寝辛くなってしまいます。
28度ともなると、エアコンで冷房したくなってしまう温度です。

薪ストーブの裏側にある、寝室
ところが、タイトルにもあるように、寝室はリビングほどの温度変化が無く、朝まで快適に眠ることが出来る室温になっています。
これは、ある簡単な「建築的な仕掛け」によってもたらされたものです。

4枚引戸と、上部が開放されている仕切り
ひとつは、リビングと寝室との仕切りを4枚引戸にすることで、リビングと寝室との関係をフレキシブルにしたことです。
4枚とも全開放すればリビングの室温に近づきますし、閉じれば室温を上げずに済みます。寝室の奥にはウォークインクローゼットがあり、そこの換気扇を廻せばよりスムーズに暖気を引っ張って来ることも出来ます。(←これも大事なポイント)
普段は引戸を開放して、寝る前、リビングの室温を上げる時に引戸を閉じれば、寝室の温度は24度の快適な温度のままということになります。
もう一つの工夫は、仕切りの上部を開放させたことです。これにより、リビングの暖気が寝室に入ってきます。ただ、暖気は下に降りずに、上部に漂っているままなので、人が寝ている高さでの室温変化はありません。
この上空?の暖気によって室温の低下が和らげられ、夜と朝とで殆ど温度変化の無い就寝空間を作ってくれています。
薪ストーブの暖気をどう引っ張り、どう遮断するのか、快適な空間を作りだすためには暖気という見えないものをデザインする力が求められますが、こればかりは、実際に薪ストーブを使っている人でないと難しいのではないでしょうか。
快適な薪ストーブライフを送りたいと思っている方は、是非、一度ご相談ください。
(建築設計の枠組みの中で快適な薪ストーブライフを送れるアドバイスをします)
松屋電気商会(マツヤデンキ)
〒418-0066 富士宮市大宮町16-15
TEL:0544-26-3693 FAX:0544-26-4163
営業時間:AM9:00~PM7:00 定休日:水曜日
一級建築士事務所 いなはら建築研究室
静岡県知事登録 (3)第6471号
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4枚とも全開放すればリビングの室温に近づきますし、閉じれば室温を上げずに済みます。寝室の奥にはウォークインクローゼットがあり、そこの換気扇を廻せばよりスムーズに暖気を引っ張って来ることも出来ます。(←これも大事なポイント)
普段は引戸を開放して、寝る前、リビングの室温を上げる時に引戸を閉じれば、寝室の温度は24度の快適な温度のままということになります。
もう一つの工夫は、仕切りの上部を開放させたことです。これにより、リビングの暖気が寝室に入ってきます。ただ、暖気は下に降りずに、上部に漂っているままなので、人が寝ている高さでの室温変化はありません。
この上空?の暖気によって室温の低下が和らげられ、夜と朝とで殆ど温度変化の無い就寝空間を作ってくれています。
薪ストーブの暖気をどう引っ張り、どう遮断するのか、快適な空間を作りだすためには暖気という見えないものをデザインする力が求められますが、こればかりは、実際に薪ストーブを使っている人でないと難しいのではないでしょうか。
快適な薪ストーブライフを送りたいと思っている方は、是非、一度ご相談ください。
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Posted by 茹で落花生 at 07:50│Comments(0)
│建築と薪ストーブ